2003年9月13,14,15日            四季山遊会HP→アクセスカウンター
宮之浦岳(1,935m)天気:快晴
 吉野・佃・佃・下條・田口・中村・原田・・・福岡の方ばかりの屋久島トレッキング!⇒福岡会誕生へ!宮之浦岳ちょうじょう!
宮之浦岳ちょうじょう!


 今回で7回目の屋久島会。今まで総勢61名の方と屋久島の山々を歩いた。最低でも1000名は屋久島に来て頂いて、屋久島を知ってもらいたいと思っている。屋久島ほど環境に厳しい山はないし、それを知った登山者しか集まらない。今までの屋久島会の総勢61名のうち、今回も2名のリピーターの参加者がいる。今まで4名。屋久島のリピーター率は、TDL(東京デズニーランド)より高いのではと思う。(訂正、TDLのリピーター率は95%、20名のうち1名のみ初参加。そこまではないか!)
 鹿児島北埠頭に7時15分に集合する。今回は福岡組が天神から2名、久留米から2名参加する。前回は東京と岡山、次回も神奈川や石川から申し込みある。全国から集まるメンバーに夢が膨らむ。
 皆さん夜行バスの疲れか、トッピー内ではほぼ熟睡。目覚めると屋久島だ。さっそく白谷雲水峡に直行する。「屋久島に来たら、白谷雲水峡とヤクスギランドには必ず行け」と前回ヒッチハイクした地元の青年も話していた。それだけ素晴らしいところだ。江戸時代、島津藩に年貢として屋久杉を運んでいた楠川歩道を歩く。九州の歴史国道の姶良の白銀坂とは違い、花崗岩のため全く滑らない。快適にトレッキングできる。明日に備え、登山中の歩き方などの勉強会をしたりしてゆっくり登る。やや遅れて13時過ぎに太鼓岩に到着。山々の稜線がしっかり見える。間違いなく明日以降の天気は良いと確信する。ただ宮之浦岳だけは雲がかかって見えない。明日の楽しみに残す。持参のランチをいただく。

太鼓岩にて
太鼓岩にて

白谷小屋にて
白谷小屋にて

 下りは、上りと違い原生林歩道を歩く。途中3つほどコブがあり、結構ハードなコースだ。しかし楠川歩道が江戸時代の人工林であれば、こちらは手付かずの原生林の世界だ。ロマンティックな世界に突入する。猿と鹿の出迎えを受ける。今回のメンバーはいつになく動きが軽い。なんなく白谷広場に着く。昼寝の場所だ。沢の音を聞きながら、真上には屋久島の空と、照葉樹の葉を眺めながら、ベットは花崗岩。最高の場所だと思う。しかし、今回は皆、沢で足をつける。この時期、それも気持ちよさそうだ。

登山後の白谷雲水峡
登山後の白谷雲水峡

 2日目は4時50分に宿を出発する。朝日弁当が5時からだったので一番早い時間だ(後で日の出弁当は4時からと判明、さっそく翌日はそちらにお世話になる)。日の出の時間6時すぎに淀川登山口を出発する。朝の屋久島の空気はおいしい。軽いトレッキングの感じで40分後朝食場所の淀川小屋に到着。淀川のほとりで2個の弁当のうち1個をいただく。皆、食欲旺盛だ。安心する。それもそのはず、淀川の美しさを見ての食事だと誰でもおいしいと感じるだろう。

下條あこさん 宮之浦岳に登る途中に小屋の近くを淀川が流れています。こはとっても心が休まる場所。屋久島は滝などをみても分かるように、激しい流れが多いですが淀川はどっちに流れてるのか一見じゃ分からない程穏やかに流れてます。葉を落とすと、静かに流れにのって行ってしまいました。あの光景を思い出すと、都会の暮しは潤いに欠け喉がかわくなぁ・って思います。

 トイレが混んでたせいもあり、10分ほど遅れて出発。ここからは機関車を連結する登り坂の連続だ。気合を入れる。1時間ほど汗を流したらトーフ岩(高盤岳)が出迎える。その名のとおりトーフを切った形だ。屋久島にはこういった奇岩の頂上に多い。ユニークな風景の連続で、退屈しないトレッキングができる島だ。しばらくすると今度は地元の方に愛される黒味岳の出迎えを受ける花之江河だ。台風後ということもあり、日本最南端の湿原は水が多い。その近くの給水ポイントで冷たい水の補給をする。

花之江河湿原にて・まだ朝8時すぎ
花之江河湿原にて

 こらからが、ロープの連続だ。投石平前後に計4か所ロープがある。実際は3箇所はロープなくても簡単に登れるが、皆、楽しそうに?フィールドアスレチックする。屋久島トレッキングはほんと飽きないコースだ。なんでもありの世界だ。10時間の歩行といっても飽きることはない。1時間後投石平に到着。投石平は眺めが良く、気持ちいい場所だ。また宮之浦岳まで6合目ぐらいで、気分転換にいい場所だ。ゆっくり休憩する。今までが森林トレッキングなら、これからはアルプスの少女トレッキングだ。ほんと飽きないコースだ。

アルプスの少女ハイジ IN宮之浦岳
アルプスの少女ハイジ IN宮之浦岳

 途中、3つの山を巻き道したり、登ったりして宮之浦岳を目指す。その目標の宮之浦岳は最後まで見えない。皆、手前の山を宮之浦岳と勘違いしていたらしい。「宮之浦岳はあの山を越えたらある」と話すと驚いていた。やはり5時間近く歩くと顔には出てないが、精神的には相当疲れているのだろう。標高1700Mの水場で休憩をする。頂上近くまで水場があり、いつでも冷たい水が飲めるのが屋久島登山だ。
★ファイトぉ・一発。 栄養補給にリポビタン屋久島の「水」!:
田口裕子さん 身体がだるく喉を潤したかったら屋久島宮之浦岳の「水]!
 11時30分宮之浦岳頂上到着!約5時間歩く。皆の表情が輝く。永田岳も良く見える。紺碧の空で天気も大変良い。永田岳が見える場所で弁当を食べる。とてもおいしい。チョコレートを食べる。とてもおいしい。さっきの水場の水を飲む。とてもおいしい。

頂上の弁当は格別!→頂上の弁当は格別!


 ただ、頂上では歓喜握手をしない。下りがまだ5時間もあるため。頂上でビール飲んでいる登山者もいるが、宮之浦岳では?と思う。リポビタンを飲んでいる年配の登山者がいる。そう、ここまで来たら帰るのも大変だ。気合が入る。
 とはいえ、下りはますますスキップしたくなるアルプスの少女ハイジの世界だ。景色も眺めながら。登りは原則写真は休憩中以外は遠慮いただいたので、思う存分撮影してもらう。しかし、今回は写真撮影好きなメンバーは大変多い。毎回いろんな傾向のある屋久島トレッキングClubのメンバーだ。一度降りたロープを逆戻りして再度撮影してもらう、そんな風景を最後尾から眺めた。開いた口が閉まらない・・・・
 花之江河では、猿の出迎えを受けたり、歩行中はいろんな話をしたりして、楽しい下山だった。しかし、最後の淀川小屋から淀川登山口までの3つのコブの登りはきつそうだった。私も「突然ゴールあるよ」とかいろいろ話しかける。一番苦しい時間だ。そして突然ゴール。歓声があがる。握手をする。ハイタッチする。往復10時間の九州最高峰を登れた事、一生忘れないと思います。これからの人生の自信にしてください。お疲れ様でした!

この瞬間は忘れられない(下山口にて)
この瞬間は忘れられない(下山口にて)

ありがとうございました! ダブル佃  
無事に久留米に着きました!原田さん、吉野さん始め皆さんありがとうございました!本当にこの3連休は屋久島を満喫できました。ひと月に35日雨が降るとまで言われる屋久島で雨にあわなかったのは奇跡かも!天候に恵まれた上、メンバーの方々にも恵まれ、登山初心者の私達が九州最高峰の宮之浦岳に登ることができました。登り終えた感激はいまでも忘れられません。ますます山登りにハマってしまいました。また是非参加したいので、これからもよろしくお願いいたします<(_ _)>

あぁ黒味岳!! 下條あこ
今回の山行メンバーはタフ揃いでした。宮之浦岳の帰りに黒味岳も!!との要望は却下・・。次のターゲットは黒味岳です。あと、太忠岳、愛子岳、あと・・・・あれ?また欲張りすぎてますね。今回の頑張りは自分に自信がつきました。今の気持ちを忘れなければ、何でもやれるような、大きな気持ちになっています。太鼓岩では「ヤッホー」ならぬ、何故か「ヤフー」、そして今回のメンバー「タフー」と原田さんはぼやいてませんでしたか?!(笑)天気に恵まれ(日ごろの行い!)サルにもめっちゃ会いました。サルと睨めっこ勝ちましたよ(イェーイ!)本当に楽しかったです。小出しに感想を書き込みますので見てね☆原田さん、ソメイさん、ダブル佃さん、田口さん皆さん有難うございました。皆さんの励まし、おだて?のお陰で、きつくて泣きそうになりながらも何とか無事に山行できました。泣くどころか歌ってましたね♪ またどこかで会いましょう☆

又、行きたい。 ソメイ
屋久島の山、何回行ってもよいですね。宮之浦岳の他に、多くの山がありますので、そちらの山にも登りたいと思っています。屋久島登山した皆さん登頂した時の顔、最高でした。楽しく会話もでき心に残る登山でした。又一緒に行きましょう。

サルと睨めっこ♪下條あこ
今回はサルにめいっぱい遭遇しました。花之江河では休憩中の私たちのところにサルが寄ってきてました。直ぐそばで水飲んだりしてましたよ!サルと目を合わせると危険!と聞きますが、屋久サルは違うようです。目が合うと、「おぉっ!」っとサルがビックリしてました。また、林道等でもサルに会いましたが(車に乗って来たんですよ)こちらが「チュ−ッ」と投げキッス?!をすると両手を口にあて、キャッというような素振りをみせました。佃さんはサルと握手しましたよね。私のジェスチャーなしに、サルの様子はここでは伝えづらいです!サルが寄ってくるようにと、私と田口さん、ダブル佃さん4人が車中「キーキー」言ってサル化していたのは、とってもおかしな思い出です。屋久のサルがこのまま変らずに野生でいてくれたらなぁ・・と願わずにはいられません。サルには絶対食べ物を与えないでね、皆さん☆そしたら睨めっこに勝てますよ♪

いなか浜にて 下條あこ
海の家で頂いたグァバジュースは超美味しかったです☆いなか浜では、サンダルをぬいで足だけ海水に浸かりましたが、波が大きくザッブーン・・めくったズボンはびしょ濡れ・・それでもなかなか海から出られない!!気持ちよくって最高でした。浜には貝のほか、海がめの卵の殻があちこちに落ちてました。弾力のある柔らかいプラスチックのような感じでした。それともう一つ地元の人の声である冊子で読みましたが、観光客に対して、「山をバカにするような格好(服装・装備)で来て欲しくないっ!」とありました。雲水峡ですれ違う人の中には街中で履くような靴、そして手ぶらな人が結構居ました。自然の力は偉大です。人もそう簡単には死んだりしませんが自然の力にかないっこありません。遭難者だって絶えないんだし、軽い気持ちで屋久島を汚しに来ないで欲しいという地元の人の訴えは今回私の胸に突き刺さりました。屋久島を知らない人に、すばらしさと同時に伝えたい事のひとつです。

エロカメラマン負傷 下條あこ
山行は怪我なく無事に帰って来たのに、3日目の島めぐり一周の日。私は湯泊温泉に入りましたが、他の女性は恥ずかしいから・・と入りませんでした。だったらと写真をお願いしたところ、エロカメラマンに豹変!!色んな角度から際どいギリギリのところまで撮ってくれたようですが・・私のナイスバディ?!にくぎ付けになってしまったせいか、ボテッとつまづいて倒れてしまいました。私のカメラを守ってくれたんでしょう。手もつかず、モロに倒れこんだ涙目の田口さん。福岡に帰ってきて見てみると、太ももには手の平サイズよりもBIGなアザ。そして腕には擦り傷!痛々しい田口さんを見るだびに申し訳ないです・・。でもありがとう田口さん☆

沢山! 田口裕子
今回の屋久島トレッキングで 色んなことを学びました。原田さんは「雑学の王」ですね。話を聞くたびに「へぇ〜! ふぅ〜ん。 っはあぁぁ・・・!」と勉強することばかりでした。また、「臨機応変の神」ソメイさんはすばやい判断力で私たちを守ってくれました。感謝でいっぱいです。 ゛出逢い゛って大切ですね。有難う御座いました。

だいぶ涼しくなってきましたね。中村  
 夜分遅く恐れ入りますm(_ _)m  先日は、屋久島でお世話になりました。宮之浦岳の途中と山頂でしか、ご一緒できなかったのに、ホームページに載せて頂いて大変恐縮しております。
 今回は、知人と初の宮之浦岳挑戦となったのですが、私には、かなりきつかったです。ですが、山頂まで花之江河や投石平など見所も多く歩いていて本当に楽しい山でした。原田さんには山頂までの道程について貴重なアドバイスを頂き大変助かりました。また、山頂でへばっているところ、かわいい女性からキャラメルの差し入れを頂き、嬉しかったです。宮之浦岳は、魅力のある山で何回でも登りたいです。今回は、初ということもあり下山するまでに80枚ほど写真を撮ってしまいました。一日でこんなに写真を撮ったのも初めてです。皆さんの写真も撮りましたので連絡頂ければ、メールにて送らせてもらいます。 仕事の都合で、最近なかなか参加できませんが、またよろしくお願いします。

屋久島トレッキングClub(中級コース)  霧島縦走・高隈縦走・雲取山(東京都)レベル  7名/申し込み受付中 (男性4名、女性3名)佃(福岡)・佃(福岡)・下條(福岡)・田口(福岡)・中村・吉野・原田
9月13/14/15日(3連休)
宮之浦岳コース

@白谷雲水峡-辻峠登山(979M/登山口からの標高差325m)(次の日に備えたトレーニングコース・往復10時間)
7:15 鹿児島北埠頭に集合(地図の見方の勉強会20分)
8:00  北埠頭から屋久2フェリーにて出航⇒ 10:05 宮之浦港着 →白谷雲水峡へ・入山届提出
10:45 白谷雲水峡から登山開始(登り所要2H)
    もののけ姫舞台の沢伝いの苔のジャングル登山道を辻峠まで歩きます。
12:45 眺望絶句の太鼓岩到着
13:15 行きとは違う原生林歩道をゆっくり時間をかけ下山します。
    白谷小屋で屋久島の水のコーヒーブレイクタイム(各自任意持参)や、渓流のほとりの大岩で昼寝タイムもあり。
16:15 白谷雲水峡の登山口着  17:00 小川のほとりにある楠川温泉で汗を流します。
18:15 安房の宿に到着      18:30 部屋出し夕食
A宮之浦岳(1,935M) 4:30   起床 4:45  2食分弁当の受取り
5:30  淀川登山口より出発・淀川小屋にて朝食
10:30 宮之浦岳頂上着・昼食
11:15 下山開始             16:00 淀川登山口着
17:00 尾之間温泉で汗を流した後   18:20 安房の宿に到着
18:40 部屋出し夕食(懇親会&反省会)&「もののけ姫」DVDにて上映会も。
B千尋の滝-平内海中温泉-大川の滝-西部林道(屋久島一周) 屋久島一周の中で山と川と海の素晴らしさを体験(滝巡りツアー)。車2台以上の場合1台は希望のオリジナル行動予定。
7:30  宿にて朝食。ヤクスギランドにて朝食も好評です。(弁当付、宿か弁当か選択できます)
8:00  宿を出発(レンタカーで屋久島一周)
千尋の滝-平内海中温泉-大川の滝-西部林道
13:20 屋久島空港・宮之浦港着・フェリー乗船(反省会&ランチ)
17:20 鹿児島南埠頭着・解散

9月15日
日の出6:03   日の入18:23
9月17日
干潮3:28/15:35 満潮9:27/21:27


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