2003年7月19,20,21日              四季山遊会HP→アクセスカウンター
縄文杉(1,300m)
 矢部(栄)・田中(彰)・海江田・田中(美)・矢部(千)・前迫・原田(7名)
縄文杉!

白谷雲水峡   (photo/Harada)
白谷雲水峡

 今回は、岡山からの新婚さんも参加。夢溢れる山行となった。初参加の方が4名もいて、初日は挨拶がわりの白谷雲水峡の登山。快晴のもと木漏れ日屋久島トレッキングをした。すれ違う仲間に声かけを励行する?変わったリーダーは、やはりというかほとんど県外、それも首都圏の方だ。しかし岡山からの少女達には驚いた。岡山の新婚さんが今回一緒、岡山の少女たちに出会い、夜には岡山の女医から屋久島打診メールあり、岡山づくしの屋久島。岡山といえば天満屋(鹿児島の山形屋)。天満屋づくしの1日。

太鼓岩   (photo/Harada)
太鼓岩(1名いない?)

 辻峠までは簡単に登る。今回先頭のリーダーをお願いした新婚の矢部さんのペース配分が良いためだと思う。ここで体調のすぐれないリーダーは休憩。経験者の前迫さんを道案内に他のメンバーと太鼓岩に出発する。片道20分。写真を拝見すると後部に宮之浦岳がうっすら見える。明日の縄文杉コースが展望はないため、今日の展望は忘れ得ないものになろう。

辻峠   (photo/Harada)
辻峠

 いいことばかりでなく、今日のメンバーはアルコールが苦手だと聞く。宿ではHPの写真のとおりジュースや、サイダーにウーロン茶に牛乳を用意する。ビール飲むのは体調のすぐれない?リーダーだけと考え。(事実初日はそうだったが、縄文杉の後はビールはもちろん焼酎も大人気。皆さん翌日を考えた行動だった。リーダー以外)

 いよいよ二日目、縄文杉の長い1日が始まる。朝4時過ぎ頃から女性部屋がざわつく。男性陣も起きる。弁当を調達して6時すぎに荒川登山口に到着。とにかく今、縄文杉は大人気だ。宮之浦岳の5倍の登山者は縄文杉に向かう。ほとんど若い女性や都会の方だ。奇麗な水洗トイレ(最近の屋久島はトイレにはかなり力をいれている)もすごい行列だ。女性の方だけだが。
 6時20分出発。トロッコ道を歩く。途中朝食をいただき8時20分頃に大株歩道入口。ここにも最近大変奇麗な2階建てバイオトイレができた。二階で用を済ませ、一階は循環の工場だ。いわゆるバイオ(微生物)の働きを利用した全く新しい完全循環型の水洗式トイレだ。屋久島は環境の先端を行く場所だ。

ウィルソン株   (photo/Harada)
ウィルソン株

 大株歩道入口から縄文杉が大変な急勾配だ。足をつる登山者も多い。一番近い駐車場からでも歩いて往復9時間の縄文杉。だからこそ今でも自然が残されている。他のパーティとは抜きつ抜かれつつ、いつも同じ方と。休憩の場所の違いのためで、ペースは私たちは普通そうだ。水場が多くなると縄文杉が近いと考えてよい。冷たい縄文杉の水で身を清め、いよいよ縄文杉へ。いつもと変わらない荘厳な雰囲気だ。7200年とは想像がつかない。しかし縄文杉が発見されたのは最近(昭和41年)だ。人間の歴史、屋久島登山の歴史の短さがわかる。
 
縄文杉!  (photo/Harada)
縄文杉!

 下山はとにかく長い。それは目的を果たした安心感と、下りという楽な傾斜と、一列縦隊で会話に夢中になれないためだ。水場では必ず休憩を取る。冷たい水は英気を養い、集中力を得るためだ。いろんなリーダーのやり方あろうかと思うが、私はそう思う。動物(人間)は水場は好きだ。屋久島は鹿、猿などの動物や植物が主人公、私たちはゲストだ。動物になる。

下山口トロッコ車庫前  (photo/Harada)
下山口トロッコ車庫前

☆参加者の声(前さん)☆
先週の屋久島縄文杉登山は前日の申し込みを快く受けていただきありがとうございました。3月の屋久島以来の山行である意味「無謀」ともいえる挑戦でしたが、参加させていただいたことに感謝しています。思いもよらなかった病気にショックを受けてリハビリ中だっただけに今回の山行はより思い出深いものになりました。また御一緒させていただいた皆様との出会いも嬉しかったです。そして原田さんをはじめ参加された他の方々に迷惑をかけることなく達成できたことを嬉しく思っています。縄文杉の往復22キロのなかで4時間のトロッコ道のようななだらかな道は私の不得手なコースでした。今回、縄文杉に到着した時はあまり感動しませんでしたが、登山口に戻り着いた時、原田さんと握手できたその時に思わず目頭が熱くなるのを感じました。「今回挑戦して良かった!」心からそう思いました。

NO6:屋久島トレッキングClub
(中級コース)
7名 (男性3名、女性4名)湊・矢部・田中・田中・海江田・前迫・原田
7月19/20/21日
縄文杉コース

1日目:
白谷雲水峡-太鼓岩(979M/登山口からの標高差325m/次の日に備えたトレーニングコース・往復)
7:45 鹿児島南埠頭に集合(地図の見方の勉強会20分)
8:30  南埠頭出航⇒ 12:30 宮之浦港着 →白谷雲水峡へ・入山届提出
13:10 白谷雲水峡から登山開始(登り所要120分)
    もののけ姫舞台の沢伝いの苔のジャングル登山道を辻峠まで歩きます。
15:00 展望の良い頂上到着。休憩。下りは行きと同じ楠川歩道をゆっくり時間をかけ下山。
    白谷小屋で屋久島の水のコーヒーブレイクタイムや、渓流のほとりの大岩で昼寝タイム。
17:00 白谷雲水峡の登山口着
17:40 小川のほとりにある楠川温泉で汗を流します。
19:00 部屋出し夕食
2日目:
縄文杉登山
(1,280M/
荒川登山口との標高差680M)
5:00   起床
5:30  宿を車で出発、2食分弁当の受取り荒川登山口に移動
6:30  荒川登山口より出発・楠川分れにて朝食
10:30 縄文杉着・昼食  
11:10 下山開始   
15:10 荒川登山口着
16:30 尾之間温泉で汗を流します。
18:00 安房の宿に到着
18:30 部屋出し夕食(懇親会&反省会)&「もののけ姫」DVDにて上映会も。
3日目:
千尋の滝-平内海中温泉-大川の滝-西部林道
(屋久島一周)
屋久島一周の中で山と川と海の素晴らしさを体験(滝巡りツアー)。
*車2台以上の場合、1台は参加者希望の意気投合したメンバー同志のオリジナル行動可能。
7:00 「宿で朝食」「ヤクスギランドでの弁当朝食ツアー」を選択します。後者は朝6時出発ですが超勧め!)
8:30 宿を出発(レンタカーで屋久島一周)-千尋の滝-平内海中温泉-大川の滝-西部林道 
13:00 宮之浦港着・フェリー乗船(反省会&ランチ)
17:10 鹿児島南埠頭着・解散


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