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2002年12月14日(土)

開聞岳

天気:晴れ

参加者:
鮫島・坂口・幸・有村・矢野・中玉利・岩川・竹馬・原田・小川・花園・潟野・米川・永田・丸田・斉藤・矢野・幸・薬丸・原田(20名)

神戸の女性、米川です。実は神戸ではなく兵庫県は姫路市なんですけどね。世界文化遺産、国宝姫路城のある姫路です。暴れん坊将軍に出てくるお城でとても美しいです。私は兵庫県近辺で日帰り、趣味程度の登山しかしたことがありませんでした。10月に民子おばさんが初めて姫路に来て一緒に登山したのが本格的な登山で楽しくて、おばさんに”じゃあ、今度是非、鹿児島に来て!ちょうど開聞岳山行があるから”と言われてこの度参加させていただきました。せっかく行くのだから霧島もいいから行こう!と言われて胸を躍らせながら行きました。私の母が鹿児島出身で三年前に旅行に来ました。その時は知覧に行き特攻隊の若い青年が開聞岳を見ながら最後散って行ったんだということを知り、指宿の砂風呂に寝転びながら開聞岳を臨み美しい山だな〜と思ったのと私個人的なある思いがあって開聞岳は是非登りたかったのです。

  20名の方が参加されていました。どんな方が来るのかな?と楽しみでした。一期一会という感じでしょうか?縁ですね・笑。 頂上からの景色と登れた〜という達成感!から川尻温泉からの夕日とともに見えた開聞岳は登る前に比べて格別でした。みなさまに感謝感謝です。熱心にお世話されてた原田さんありがとうございました。本当に自然の素晴らしさを伝えたいというのと本当に自然を愛しているんだな〜というのと優しい人柄がうかがえました。有村さん、運転、紫いも饅頭、そしてデジカメ・・・。ありがとうございました。またいろんなお話を聞きたいです。後の反省会も楽しかったです。竹馬さんにも色々お世話になりました。またみなさんにお会いしたいです。

 次の日起きたらちょっと筋肉痛はありましたがしっかり早起きして辻さんと高千穂河原で合流して皇子原まで行って高千穂峰を縦走しました。お天気にも恵まれ頂上に行くまでの景色も最高だったし、山も岩や赤土?やお鉢も変化に富んで見るもの見るものが新鮮で頂上に着いた時はガスって強風だったけど日の丸みて逆鉾を見たときは”最高!!”と飛び跳ねてしまいました!寒い中でのおうどん、おじやは今まで食べたものの中で一番美味しかったですよ!もう讃岐のうどんなんて目じゃないです。ね〜?辻さん。写真好きの私のために何度もカメラマンになってくださってありがとうございました!ほんとうに辻さんが一緒に登ってくださって楽しさ倍増でした!縁結びをしてくださった原田さん、ありがとうございました。

  気分が最高だったので疲れは全然感じませんでした。 みやま荘の温泉はもちろん気に入りましたよ!なかなか湯の花が浮いてる温泉にはこっちではないですからね。今日お土産に"湯の花”を買ってしまいました。でも母に見せると”お風呂が黒くなることがあるって書いてあるよ”と言われあちゃちゃ。。です。 からくに荘もロッジ風でごはんも美味しく温かい雰囲気で良かったですよ!島倉千代子も訪れたそうです。そして次の朝、雨でしたね〜。でも行けるところまで行こうと民子おばさんと二人、カッパを着て韓国岳頂上を目指しました。ほんとは韓国〜新燃〜中岳〜高千穂河原の縦走予定だったんですが景色も見えず雨も風もひどくなってきたので頂上まで行って引き返しました。あとでパンフレットを見ると韓国岳からの火口、景色、見えたはずの池、行きたかったエメラルドグリーンの新燃、残念だけど初めてカッパを着てそしてあんな条件下で登ったんだっていう達成感や登っている間に考えたこと、そして予定より早く下ってきたのでゆっくり霧島温泉にまた入れてそれはそれで良かったと思います。初めの二日が最高だったからいいや!それに山は逃げないからまた来ればいいんだしと思いました。四季を通して素晴らしいみたいですね。今度は出来なかった縦走をしにまた行きたいと思います。

  山がまた好きになりました。これからもいろんな山に挑戦したいです。ほんと、一人では絶対出来ないことだと思うし、みなさん、辻さん、そしておばさんに感謝です。ある人にも感謝です。鹿児島から帰りたくなかったのですが・・これを活力に明日からまた頑張ります!!  ながながと個人的なことを書いてしまってすみません。いい思い出をありがとうございました! 姫路からホームページみたいとおもいます。ではでは!
(以上、文/Yonekawa)

今回の初心者会はまさにその言葉どおり新人の方が8名参加。昨日神戸から飛行機で来て今日開聞岳、明日霧島縦走の女性や、小学4,5年生のリトル会員、職場から6名もまとめて仲良くの参加者、やっくん(元しぶがき隊)の親戚の参加や、一緒に登って幸せになりそうな名字のみゆきさんも参加。とてもバラエティにとんだ仲間の集まった初心者会。嬉しい。それぞれが「開聞岳」に対する胸の想いを語っていただいた後いざ出発。天気も良く楽しく歩く。
 
 
しかし2合目からの3合目の松林の登山道が大変。百名山に選ばれたため、(一本しかない登山道の)限界以上に多くの登山者が通るため登山道のみ1Mほど低く侵食されている。さらにそこを通るのを避け上部を歩く登山者もいる。そうなればまた幅広く大雨の時浸食されるであろう。人気ある山の悲しさを感じる。(開聞岳の悲哀1)
  ただ5合目からは(そこで引き返す登山者も多いのか)すれ違う登山者も少なくなり、登山道もしっかりしている。これまで雨の開催続きの山楽会・初心者会にとっては、眩いばかりの太陽。目を細めて眼下に広がる大海原を眺めながら歩く。今回のリーダーは、新人が多いことに配慮して合目ごとに小休憩する。さすが気配りリーダー。最後の感想でこれで頂上行けた!と小学生語る。

  
7合目からさらに頂上諦めて昼食をとる家族連れが目立つ。たぶん子供に気配るふりをしてお父さんが決意したものと想像する。たしかに8合目前後は岩場やはしごが多く、小学低学年には難しいと思う。今回も3年生以下は断ろうと思っていた。正解だった。必死によじ登るとようやく頂上。ペースゆっくりのため13時に到着。メンバーの笑みがこぼれる。
  
40分ランチとったあと下山開始。しかし14時ころ7合目ですれ違った中高年の団体客には参った。こんな遅くの時間に登っている。さらに38名の先頭から後方まで300M以上離れている。その最後を歩く若い男性(リーダー&添乗員)に同情して事情を伺う。昨晩大阪を船で出発して今朝の9時に宮崎港に着き、バスで開聞岳へ。12時過ぎから登山開始。そして今晩の最終フライトで鹿児島空港から大阪に帰ると言う。いわゆる日帰り弾丸百名山ツアー!添乗員も顔に元気がない。よくぞ聞いてくれたという寂しそうな目。おそらく大阪のバイトの登山部所属の大学生だろう。この日の日没が17時16分だから最後のバテバテの方数名はおそらく頂上は行けていけないだろう。他のメンバーも頂上に達しても飲料のんで即下山しないと間に合わない。そこまでしても百名山は魅力的なのだろう。(この観光客たちは鹿児島県に1円も落とさないから言うのではないが)地元の人間として大変寂しいかぎりだ。(開聞岳の悲哀2)
  
とはいうものの16時まえに20名無事下山。その百名山を選んだ深田久弥が「波打ち際からの開聞岳こそ天下の名山」と言わせた川尻温泉の波打ち際の露天風呂に行く。男性風呂からは今登った開聞岳が夕日とともに見える。



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