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2002年2月24日(日)

開聞岳

天気:晴れ

仲井・辻・児玉・川畑・杉木・四本・南波・橋本・堀ノ内・毛利・斉藤・原野(男性 6名、女性 6名)

鹿児島市から車で約1時間半かけて、登山口のある公園駐車場に到着。山頂部には雲がかかっていたが、登り始める頃にはすっかり晴れた。公園を突っ切って2合目の標識のある登山口より、松林の中をずんずん進む。が、2.5合目で既に先頭のペースについて行けなくなってくる。「ちょっと待ってぇ…(;_;)」

登るにつれて気温も上昇し、2月とはいえ、かなり汗ばんでくる。途中の展望所より開聞町内を見ると、黄色い菜の花畑が鮮やかだ。平野を二両編成の電車が走り、とてものどかな風景が広がっている。(まさしく某焼酎メーカーのCMの世界。)

日曜日ということもあり登山者が多い。宮崎、東京、遠くは新潟からのグループとすれ違う。さすが、百名山。(しかし、リーダーのように直登ルートを行く人は、まずイナイだろう。興味はあるが…)

健脚者二人が先行し、残りのグループでゆっくり登る。岩場が徐々に険しさを増すが、所々木製の階段が整備されており、登り易い。避難所では眺望がひらけるも、南斜面から見える景色はもやっとして海の青色くらいしか分からない。残念。でも風が心地よい。頂上手前の西側斜面からは、キレイな弓なりの海岸線が見えた。あと少しで頂上、というところで、なんと100人を越すと思われる小学生の大集団が下山してきた。元気な挨拶が気持ち良いが、、、5分くらいかけてやり過ごす(ーー;)。とんだ足留めをくらった。

最後に急な岩の斜面を登りきり、13時前に頂上に到着。池田湖がきれいに見える。頂上は気温が低く、風も強めで少し寒かった。先行隊と、あ○○ら氏と合流し、みんなで昼食。その後、標識をかこんで記念撮影をすませ、下山開始。

快調に下りるが、濡れた岩や小石のゴロゴロした道に足をとられ、
バランスを崩す人有り。が、大事には至らず(と思う)。
頂上であ○○ら氏が待っているという嬉しいハプニングこそあれ、
大きなケガも事故もなく、無事下山。

温泉は、女性メンバー3人で国民宿舎かいもん荘へ。黄土色した塩湯。地元の方が多い。開聞岳登山証明書を発行してくれる。施設は老朽化しているものの、露天風呂が良い。男湯からは雄大な開聞岳が見える(らしい)。女湯からはさざなみが聞こえ、とてもリラックスできる。
シャンプー、石鹸付き、ドライヤー有り。300円。

(以上、文 Hashimoto

遠くから見た開聞岳はまさに富士山の様な勇姿で、「薩摩富士」の名にはなるほどと納得させられる。しかし登山口から見上げた開聞岳は驚く程に高い。922mとそう高度はないものの、ほぼ海抜0mからの登山になるため、決して楽な山ではない。初心者会という事でこの山行を企画したが、果たして初心者会で良かったか?とちょっと自信をなくす。

キャンプ場に車を停めて登山口に向かう。途中の舗装道路が桜並木になっている。寒桜が咲いているがもう葉桜だ。登山口は二合目である。皆さん、ここまでは花見気分で歩いていたが、登山口に入るや否や登山モードに切り替わる。
傾斜は緩やかとはいえペースが速い。「おいおい、今日は初心者会だぜ。」と思い「もう少し、ゆ〜っくり〜。」と叫ぶ。それでも私はペースが遅く、ゆっくりゆっくり遅れ気味である。それにもう気温が高く、帽子のつばから汗がポタポタと落ちて来る。この山は夏は暑くて、とても登ってられないだろうと思う。確か五合目だったと思うのだが、目の前の視界が開けて開聞町方面が見える。グリーンピアの観覧車が見えるというのだが、目の悪い私には判別が付かない。

七合目を過ぎると岩場の道になる。同時に南側の視界が良く、見渡す限り海だ。しばし休憩したい所だが、道も狭く登山者も多いのでそういう訳にも行かない。漁船のエンジンのポンポンポンポンという音が聞こえる。かなり登って来たはずなのに間近に聞こえる。裏山を登っている気分だ。確かこの辺りだった様に思うのだが、仙人洞と呼ばれる洞穴を通過する。中を覗くと結構広い様な感じ。修験者が修行したのかもしれない。

最後、やや急登になるが、割合緩やかな登りで山頂に到着する。今回はゆっくりペースで3時間掛かった。しかし先頭集団はすごいペースで2時間で到着。山頂で1時間も待っていてくれた計算になる。すっかりお待たせしてしまった。
ゆっくり登ったのでお昼の時間も過ぎてもう1:00pm。しかしお昼すぎという時間のお陰で結構人が少なくなりゆったりとして食事が取れたのは最高でした。皆さんの日頃の精進のお陰で展望もばっちり。池田湖が大きい。感激の一時だった。

下山もゆっくり。しかし前日の雨のためか、ずいぶん滑りやすくなっており、滑って転ぶ人続出。でも何とか全員無事に下山。初心者会には不向きかもしれないと心配した開聞岳だったが、時間を掛けて登れば無理なく登頂できる事を証明した有意義な山行だった。



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